Spider-Man効果でTikTokに旧曲ルネサンス到来

映画『Spider-Man: Brand New Day』の公開が、音楽ストリーミング市場に想定外の波紋を広げている。映画公開を機にTikTokでのサウンド使用が急増し、Steve Lacyの「Bad Habit」やTame Impala関連曲のストリーミング数が軒並み上昇傾向にある。リリースから数年を経た楽曲が再び数字を動かす現象は、もはやSpider-Manシリーズのお家芸と言えるだろう。

Swae Lee & Post Maloneの「Sunflower」は2018年リリースから7年近く経た今も1日約81,000件の新規UGCを生み出しTikTokトレンド上位に居座り続けており、ストリーミング時代における楽曲の寿命概念を根本から塗り替える事例となっている。

TikTokによる再文脈化と映画IPの集客力が組み合わさり、ユーザーが関連楽曲を発掘してコンテンツ化する連鎖がストリーミングのアルゴリズムをさらに刺激する。新曲の注目獲得が難しい時代に、強力なIPと紐付いた既存曲の再浮上サイクルは音楽業界に新たな収益モデルの可能性を示している。

関連記事