
「Shazamするな」vs「Shazamしろ」—DJたちの熱い議論を追う
DJ、音楽家のみならず多くの人が使用したことあるであろう音楽検索ツール「Shazam」。クラブやフェスでは多く使用される、知らない曲でも音声だけで検索できる画期的なツールである。

そんなShazamについて、今SNSの「Threads」にてDJたちの界隈で、プレイ中の曲をShazamする(=音声検索する)行為を巡って賛成派と反対派で大きな議論が起きている。
Shazam反対派の意見
「音源を手に入れる労力を無駄にしたくない」

「プレイ中にShazamするのではなく踊ってほしい」
「Shazamに出ない曲で構成すべき」

などという意見が反対派からは見られた。
Shazam賛成派の意見
「Shazamをたくさんしてプレイリスト作ったり活用してほしい」

「お客さんにも音楽をより知ってほしいからするべきだ」

「普通に便利なものは使おうよ」

などという意見が賛成派からは多く見られた。
なぜこのような論争が?
近年、音楽だけで検索できる「Shazam」が登場し、DJや音楽好きの間でクラブやフェスでは必須級のツールとして普及している。一方、レコード全盛期のクラブシーンでは音源入手が難しく、苦労して手に入れた曲を広めたくない思いから、レコードのラベルを隠す光景も珍しくなかった。そんな歴史を知るDJ・音楽家と、現代の技術環境で活動するDJ・音楽家の価値観が交差し、論争を生んでいる背景も少なからずあるのではないだろうか。

クラブやフェスなど、音楽シーンにおいてShazamをすることにみなさんは賛成?反対?