ナイトクラブレジデントDJに聞いてみた!2026年の1曲目、あなたなら何かける?

2025年もいよいよ年の瀬。街が年末ムードに包まれ、大晦日が目前に迫ってきました。クラブカルチャーに身を置く人たちにとって、年末最大のハイライトはやはりカウントダウン・パーティーでしょう。

新年を迎えた瞬間に鳴らされる“最初の一曲”は、DJにとって特別な意味を持ちます。その年の空気感を象徴し、フロアのボルテージを一気に引き上げること。イントロが流れた瞬間に歓声が起こり、空気が切り替わるようなインパクトも欠かせません。さらに、箱のカラーやオーディエンスにフィットした選曲であることも重要なポイントです。

そこでBeatMagでは、都内主要クラブの第一線で活躍するレジデントDJに「もし自分が年越しの瞬間を任されたら、どの曲をかける?」というテーマでアンケートを実施。リアルな現場感覚が詰まった回答を集めました。この記事で予習を済ませて、今年のカウントダウン・ナイトをより深く楽しんでみてはいかがでしょうか。

EDM・ALLMIXのシーンでは

EDM・ALLMIXのシーンでは、昨年のCarry you程の圧倒的な得票の曲はないものの、複数の曲が票を獲得。

① HUNTR/X – Golden

Netflixでヒットしたアニメ映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』に登場する架空のK-POPガールズグループ「HUNTR/X」による楽曲で、多くのRemixが出るなど、下半期にかけて大きく人気が上昇した曲だ。Neverland、TK NIGHTCLUB、JUMANJI33など、多くの人が集まる大箱のレジデントDJ中心に多くの票を獲得。

② Afrojack,Martin Garrix,David Guetta,Amel – Our Time

今年の7月に超豪華メンバーによるコラボ曲としてリリースされたアンセムで、EDM・ALLMIX系の現場では各地で耳にすることの多かった楽曲だ。こちらはT2 SHINJUKUなど大型ALLMIX系クラブのレジデントDJを中心に票を獲得。

③ BLACKPINK – JUMP

BLACKPINKが7月にリリースした楽曲で、K-POPの曲とは一線を画したクラブミュージック寄りのメロディが大ヒット。ALLMIXの現場では聞かない日はないのではないかというほど今年は流れていた印象だ。こちらはT2 SHINJUKU、TK NIGHTCLUBなど大箱のレジデントDJから多くの票を得た。

④ Shakira – Zoo

今年12月に続編の映画が公開し、大きなブームを巻き起こしている「ズートピア2」の主題歌にもなっているこの曲もNeverland、T2 SHINJUKUなどの大箱のレジデントDJから票を得た。

HIPHOPシーンでは

こちらもEDMシーン同様昨年のNot Like Usのように歴史的なヒットソングは多くない印象だが、さまざまな回答が得られた。

① Doechii – Anxiety

最も声として多かったのがこの曲。Gotyeの2011年の大ヒット曲「Somebody That I Used to Know」のインストゥルメンタル部分をサンプリングしつつ、自身の「不安」との戦いを描いた歌詞を乗せている曲。元々2019年ごろに一度公開されていたが、今年春に再リリースされ、瞬く間にシーンで多用され人気曲となり、Youtubeの再生回数は7500万回越えだ。1OAK TOKYOのレジデントDJや、その他様々なHIPHOPシーンで活躍するDJ陣もこの曲をあげていた。

BeatMagでは、各地のカウントダウンパーティー情報を網羅した記事を掲載中です。大晦日の予定がまだ決まっていない人はぜひ参考にしてみてください。

関連記事