DJ必見!CDJ-3000最新アップデートでUSBが読めない・消える!? 不具合発生中。DJは今すぐ確認を

Pioneer DJ(AlphaTheta)が2025年10月21日に配信したCDJ-3000の最新ファームウェア「Ver.3.30」で、USBプレイリストが読み込めない・消えるという深刻な不具合が報告されている。

10月21日のアップデート以降、国内外のDJから「クラブでUSBが反応しない」「曲が全部消えた」といった声がSNSで続出。BBC Radio 1にも出演するDJ Jaguarも「最悪の悪夢」と投稿し、話題となった。

原因は「フォーマットの変更」

今回のVer.3.30では、新フォーマット「OneLibrary(Device Library Plus)」が導入。しかし、旧フォーマット(Device Library)と混在しているUSBを差すと、プレイリストが空になる/曲が表示されないなどの不具合が起こるケースがある。

AlphaThetaはこの問題を受けてアップデート配布を一時停止し、Ver.3.20へのダウングレードを推奨中。

今できる対策

1.rekordboxで「Device Library Plus」に変換 rekordbox 6.8.2以降ならUSBを「新形式」に変換しておくことで、Ver.3.30以降のCDJにも対応できる。 (rekordboxメニュー → 「Convert From Device Library」)

    2.安定版Ver.3.20を準備しておく 現場でトラブルが起こった時のために、旧ファームウェア(形式)をUSBに入れておくと安心。 ただし、クラブの機材を勝手に更新するのはNGなので要確認。

      現場DJ・クラブに求められること

      既にやってるよという人も多いかもだが、今後はよりUSBのバックアップと事前テストが必須。ファームウェア更新でセットができなくなるなんて最悪だ。「アップデート=即更新」は避け、実際の自分が出演する現場環境での確認を習慣にしたい。

      CDJ-3000は現場の標準機材。だからこそ、一つの更新が“現場の空気”を左右する。今週プレイ予定のDJは、USBとファームウェアの確認を今すぐチェックしておこう。

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