Boiler Room映像が2週間で300万回再生突破！話題の¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$Uとは？

昨年11月に開催された Boiler Room: Tokyo での圧巻のパフォーマンスが話題を呼び、わずか2週間で映像の再生回数が300万回を突破した ¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U。さらに、その映像に Fred Again.. が反応したことで、注目度は一気に加速した。 今回は、今最も熱い国内アーティストのひとり、¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U にフォーカスする。

¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U（ヨウスケ・ユキマツ）は、1979年生まれで大阪を拠点に活動するDJ。
その独特なスタイルやパフォーマンス、そしてジャンルレスながらもグルーブ感のある、まさしく”熱狂的”な選曲により国内外のエクスペリメンタルなクラブシーンで特異な存在感を放ち続けている。

彼の音楽的バックグラウンドは、父親の影響で聴いたDeep Purpleから始まる。幼少期はロックに囲まれて育ち、中学ではハードロックやメタル、高校ではSonic YouthやThe Prodigyといったオルタナティブやエレクトロニックミュージックに傾倒していった。

2008年にDJをはじめた彼は、大阪を中心に数少ないパーティでプレイしていた。転機となったのは2014年、DJ NOBUとNHK yx Koyxenとの共演。DJ NOBUが彼のプレイに感銘を受け、招待を受けたことで、伝説的パーティー「FUTURE TERROR」への出演が決まり、キャリアが大きく動き出した。もともと建設業に従事していたが、2016年に悪性の脳腫瘍と診断されたため、仕事を辞めざるを得なくなった。抗がん剤治療と2回の手術を経て、彼はより一層集中するようになり、フルタイムでDJ活動に専念することを決意。

その後、自身のパーティー「Zone Unknown」をスタート。2017年から3年連続でベルリンの名門フェス「Berlin Atonal」に出演し、国際的な評価を確立した。

さらに、2020年には、渋谷にあるクリエイティブ・スタジオSUPER DOMMUNEとBoiler Roomのコラボイベントへ出演。
ジャンルを縦横無尽に駆け巡るスタイルで、大衆を魅了。

2022年には、シンガポールのレーベル「Midnight Shift Records」によるイベントへ出演。この映像は2025年1月現在400万回再生を記録しており、ここで彼を初めて見たという方も多いだろう。

同年5月、「Midnight Shift Records」から彼のコンピレーションアルバム「Midnight is Comin’」がリリース。DJ Nobu、Gabber Modus Operandi、Ryo Murakamiなどが参加した12曲のアンビエントなアルバムとなっている。さらに、このリリースを記念してヨーロッパを中心にツアーも行い、ワールドワイドな活躍を見せている。

現在、¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$Uは、国内外でのDJ活動を継続しており、ジャンルを超えた独自のスタイルで日本のクラブシーンに新たな視点を提示し続けている。

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