ドラムンベースのストリーミング数、過去3年で94%増加 — Spotify調査

Spotifyの調査により、ドラムンベースのストリーミング数がこの3年間で94%増加したことが明らかになった。

この劇的な成長は、Chase & Status、Rudimental、Sub Focusといった実力はアーティストに加え、Nia Archives、Bouといった新世代アーティストたちの活躍によって牽引されている。

Spotifyのデータによると、ドラムンベースのリスナーの68%が34歳以下であり、特に若年層からの支持が目立つ。この結果から、ジャンルとしてのドラムンベースは、若い世代の音楽カルチャーにしっかりと根付いていると言える。

中でも、最もストリーミングされた楽曲として、Chase & StatusとStormzyによる“BACKBONE”が挙げられ、続いてRudimental & Skepsisの“Green & Gold”、そしてgoddard. & Cat Burnsによる“Wasted Youth”が人気を集めている。

日本のクラブシーンでも、ドラムンベースの人気は高まっている。特に注目されている楽曲として、“Baddadan” – Bou, Teejay & Disruptaや、“Leavemealone” – Kanine、そして“Tour” – Mackey Geeが挙げられる。これらのトラックは、フロアを盛り上げるアンセムとして多くのDJに支持されている。

また、近年のドラムンベース人気の高まりを受け、ジャングル&ドラムンベースを題材にした映画『Hyper: The Stevie Hyper D Story』がUK全国の映画館で公開される。本作は、ドラムンベースシーンの伝説的MC、Stevie Hyper Dの生涯を描いたドキュメンタリーで、彼の音楽キャリアや影響力、独自のパフォーマンススタイルが紹介されている。

Spotifyは、ドラムンベースの歴史と進化を深掘りするミニドキュメンタリー『DnB: In For Life』を公開。この作品ではCharlie TeeやS.P.Y、Kanineなどの著名アーティストが、ジャンルのルーツやシーンへの影響について語っている。映画ではアンダーグラウンドシーンからメインストリームへの進化が描かれ、DJ Flightは「新しい世代がドラムンベースを取り入れ、自分たちの視点で発展させていく姿はとても素晴らしい」とコメントしている。

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