THE FOCUS Vol.2 -YOSEEK- 過去、現在、未来を深掘りするインタビューシリーズ
先月からスタートした新企画。DJの過去から現在、未来への展望について深掘りするインタビューシリーズ「THE FOCUS」。
今回は、先月で19周年を迎えた渋谷の大型クラブ「Club Camelot」にてResident DJ兼Sound Producerを務めるプロDJのYOSEEKさんにインタビューをさせて頂きました!
デビュー時代の話からDJ中に意識していることや、プライベートの過ごし方。さらにはYOSEEKさんが苦しめられている痛風についてまで赤裸々に語って頂きます。
インタビュアーはBeatMag編集部のDJ SASA、ライティングは同じく編集部のDJ Magollaが担当します。
過去編
DJを始めたキッカケ
SASA(以下ーー )それではインタビューを始めさせていただきます。
DJを始めたきっかけはなんですか?
YOSEEKさん(以下敬称略) 専門の時に友達がZEDDとNEROというアーティストを聞いていて、そこでダンスミュージックに出会いました。
高校生くらいの時からDJ KAORIさんのMIXCDなどは聞いてたんですけど、しっかりハマったのは19歳ぐらいですね。
そこから色々なフェスの動画とかを見るようになって、ちょうど1番最初にHardwellにハマりました。そこから20歳の時にULTRA JAPANが日本ではじめて開催されることになって、遊びに行って規模の大きさに衝撃を受けて、そこからもっとハマったっていう感じです。その流れの中でDJになってみたいってなって思うようになりました。
ナイトクラブでのデビュー
ーー そこからDJをはじめたきっかけ、デビューまでの流れを教えてください。
YOSEEK 当時、居酒屋でアルバイトをしていて、隣のお店とすごい仲良かったんです。
その隣のお店にDJをしている方がいて、その方にちょっと教えてくださいっていう感じで教えてもらうことになりましたね。
その後、ESPRIT TOKYO(六本木にあった人気クラブ)でレジデントDJを務めていたSHIN-Gさんという方にDJを教わりました。SHIN-Gさんがそのとき三鷹に住んでて、僕が機材を持っていなかったので練習をするために週2、3ぐらいでお邪魔しに行ってましたね。
そこで同い年のDJ RYOYAと出会い、仲良くなってイベントに誘ってもらって、そこがデビュー場所になりました。
場所は当時西麻布にあったBRAND TOKYOで、木曜日で22時からになぜか2時ぐらいまでのイベントだった記憶がありますね。
月1回ほどのイベントで、出演して2、3ヶ月くらいで終了したことを覚えています。
その頃、アパレルで結構忙しかったのでレギュラーの数は少なかったです。
デビュー後すぐにCLUB CAMELOTのレジデントDJ話をいただいて、 そこからはもうCamelotにしか出演してないですね。
下積み時代
ーー DJを始めてから何年ぐらいでDJでご飯を食べられるようになったんですか?
YOSEEK おそらく2年ぐらいですね。専門学生の時にDJを始めて、就職して1年半ぐらいで辞めたのでそのぐらいです。22歳ぐらいだと思います。
その2年後くらいに「In The Place」をリリースしてツアーとかも回らせてもらいました。リリースは多分23、24歳ぐらいの時でしたね。
ーー では他のDJに比べたら下積み時代は短かったんですね。
YOSEEK そうですね。 けど初めて23時台ぐらいにDJをやらせてもらった時にとんでもないDJをして15分くらいで変わらされた覚えがあります。(笑)
CLUB CAMELOTに入りたての頃は皆さんからお叱りを受けましたね。
ーー その苦しい時期、何が心の支えってなんだったんですか?
YOSEEK その時は毎日が忙しすぎて考える余裕がありませんでしたね。
とりあえず毎日のことを精一杯にって感じでした。
ーー フリーランスのDJなどいろんな選択肢がある中でCLUB CAMELOTのレジデントDJになった理由はなんですか?
YOSEEK スタッフの雰囲気や流れている選曲など含めてCLUB CAMELOTが大好きだったので入りましたね。
ーー もし生まれ変わって、もう1回DJをやるとしたらまたレジデントDJになりたいなと思いますか?
YOSEEK もう1回やるかもしれないですね。良いお店をみんなで作っていくのが好きですね。