DJが交代するとき、前の曲から途切れずにつなぐ場合もあれば、一度音を止めて新たなイントロから始める場合もある。

こうした始まり方にはDJのスタイルや、その場の状況が表れる。最初の一曲に注目すると、普段とは違ったクラブの楽しみ方が見えてくる。
あえて音を止める選択も
Pioneer DJのインタビューで、Purple Disco Machineは自作のイントロからセットを始める方法について語っている。前のDJとの区切りを明確にし、相手に拍手を送る時間を作ってから、自分の音楽へ切り替える考え方もある。
音が止まることが、必ずしもトラブルとは限らない。次の音がどのように入ってくるかにも注目したい。
一曲目はフロアを見て決めることも
開始曲を事前に決めるDJもいれば、前のDJの選曲やフロアの雰囲気を見て、その場で判断するDJもいる。FS Greenも、出演前に前のDJの選曲に対する反応を見ると語っている。
つまり、一曲目は単なるスタートではなく、その夜の流れを受けて組み立てられるものでもある。
交代前後の流れを聴いてみる
次にクラブへ行くときは、前のDJの最後の一曲から、交代後の数曲まで続けて聴いてみよう。雰囲気を引き継ぐのか、リズムを変えるのか、それとも意外な方向へ展開するのか。

一曲目だけでは分からないDJの意図やセットの方向性が、数曲聴くことで見えてくることもある。DJの交代は、次の出演者を待つ時間ではなく、フロアの空気が変わる瞬間としても楽しめる。