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MUSIC / NIGHTLIFE / CULTURE

SNSのせいで踊れない? Z世代がクラブで感じる新たな不安

2026.10.23
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クラブやフェスで音楽に合わせて踊る。そんな何気ない楽しみが、SNSの普及によって変わりつつある。

LifeStance Healthの米国調査によると、Z世代の49%が、踊っている姿を撮影され、SNSに投稿されることへの不安から、人前で踊るのを避けていると回答した。

さらに72%が、SNSで拡散される可能性によって、外出やイベントへの参加意欲が左右されると答えている。

「楽しむこと」より「どう見られるか」

クラブでは、音楽に身を任せて自由に踊ることも醍醐味のひとつ。しかし、知らない人に撮影され、その映像が意図しない形で拡散される可能性があれば、周囲の目が気になってしまうのも無理はない。

SNSでは、何気ない行動が切り取られ、批判や嘲笑の対象になることもある。こうした不安が、クラブやフェスでの振る舞いにまで影響している可能性がある。

「スマホを気にせず楽しめる空間」への需要

こうした背景から、撮影を制限するイベントやクラブにも注目が集まっている。

イベント情報サイトEventbriteのデータでは、2025年に世界のスマホフリーイベントの掲載数が前年比約567%増加したという。スマホの使用を制限することで、参加者が撮影を気にせず、その場の音楽や空気感に集中できる環境を目指している。

韓国・光州の大型クラブ「VEIL」での撮影禁止イベント。近年は欧州を超えアジアでもその風潮は広がっている。

もちろん、SNSはクラブやアーティストの魅力を広め、新たなファンを生み出す重要なツールでもある。一方で、発信する側だけでなく、映り込む側のプライバシーにも配慮する必要がある。

音楽を楽しむために、周囲からどう見られるかを気にし続ける必要はないはずだ。誰もが安心して踊れる環境をどうつくるか。SNS時代のクラブカルチャーにとって、これから重要なテーマになりそうだ。